Insight EdgeのCTO業務を紹介します

Insight Edgeの福井です。年末年始で鈍った体もようやく戻ってきました(気がします)。さて、世の中にはたくさんCxOという方々がいらっしゃいますが、会社によって担当範囲や業務内容など様々だと思います。当社にもCEOとCTOの2種類のCxOがいるのですが、今回は当社のCTO(私)が普段どんな業務をしているかについて紹介したいと思います。

Insight EdgeのCEO・CTO

当社の場合、CEOとCTOで明確に担当領域を分けていない部分もありますが、簡単に説明すると以下のような役割分担をしています。

CEOの役割

当社CEOの主な役割は「経営戦略、営業戦略および組織戦略の立案」となり、会社運営全体の責任者です。経営・事業戦略立案から各種運営指針の統括、代表としての営業・広報活動なども含みます。

CTOの役割

当社CTOの役割は「技術戦略の立案および技術領域の各種施策検討」となります。これには当社として取り組む技術方針策定の他、エンジニア採用戦略やサービス企画、パートナー戦略なども含みます。

CTO業務について

上記役割外の業務タスクも当然(?)たくさんあるのですが、CTOとしての担当業務は例えば以下のようなものになります。

技術方針策定

Insight Edgeの核となる技術領域をどこに置くか、現在の技術領域から将来どの領域に軸を置くかなどを検討します。判断材料として市場の情報収集、顧客ニーズ分析のための情報収集、当社課題の分析などを行いますが、当社の場合は主なプロジェクトが住友商事グループ関連となるため、親会社である住友商事の方向性を加味して決めていくことになります。また、住友商事グループ全体のDXを進める上で、中期・短期的にどの領域に注力しプロジェクト推進を加速していくか、グローバル的にはどうするか、なども重要な視点となります。 日々のプロジェクトの内容を理解することがとても重要ですので、各メンバーから現状含めた情報を共有してもらっています。

技術パートナー検討

当社が対応するプロジェクトは様々な領域にまたがるため、当社だけでは対応できないような技術領域も当然存在します。そのような場合には一緒に課題解決をしてくれる技術パートナーが重要となります。特にInsight Edgeが得意としていない技術や尖った技術を持つスタートアップの方々との関係作りを実施しています。また、当社は住友商事が関係するスタートアップとも関わりがあり、それら企業との協調も検討します。

PMO

技術方針策定でも少し触れましたが、プロジェクトの全体像を把握することは現在の自社の状態を確認するのにとても役に立ちます。また、当社の場合はまだ専門のPMO組織がないため、プロジェクト推進の最終チェック的な意味でもCTOが確認するようにしています。

採用戦略

技術方針に従ってどのようなスキルを持った方に参画いただくかを検討するのですが、現在のところ採用エージェントとの打ち合わせやスカウトなどの採用活動も主体的にCTOが実施しています。やはり、優秀な方に当社に参画いただくことが最も重要だと考えていますので、ここには多くの時間を使っています。また、採用だけでなくエンジニアの評価基準なども作成しています。

働く環境作り

エンジニアメンバーの皆さんが効率よく働くための社内環境について検討・改善しています。開発環境などはもちろん、制度や施策など少しでも良い会社環境に近づくために日々Try & Errorしています。主体となるのはエンジニアメンバーなので、メンバーの意見を積極的に取り入れながら検討していくため、1on1など一人一人と話せる機会や気軽に話せる雰囲気をできるだけ作っています。

もろもろ企画

社内でコミュニケーション機会を多く持つために飲み会を含めたイベントを企画したり、会社の認知度向上や情報収集のためイベントに参加・登壇してもらったりと、日々のプロジェクトだけではなく他の刺激を積極的に取り入れられるような施策を企画しています。昨年から企画チームが立ち上がり、サービス企画含めてこのような人事系の企画もまとめて検討・実施しています。

CTOとして

世の中には圧倒的な技術力でカリスマ的にリードしていく方や、広く深いITの知識と経験でメンバーをサポートする方など、いろいろなタイプのCTOがいらっしゃると思います。私の場合はIT業界の経験は長いのですが、カリスマ的な雰囲気をもっているわけでもなく、超リーダーシップを発揮してグイグイひっぱっていく性格でもありません。では、当社CTOとして自分はどういう存在になりたいかというと、

  • メンバーが相談しやすいエンジニアの最高責任者。
  • 各プロジェクトの最終的な責任はCTOにある。
  • エンジニアメンバーが楽しく安心して仕事ができる環境作りの責任者。

という感じで、メンバーの皆さんを支援することで会社全体のパフォーマンスを最大限に導く存在でありたいと考えています。

まとめ

エンジニアにとって様々な面で安心して働ける会社をつくりたい、と考えてInsight Edgeを立ち上げました。日々メンバーの皆様からもたくさんのアイデアや意見が寄せられ、企画・改善している毎日です。CTOという立場での業務をとおして、さらにInsight Edgeのメンバーで良かったと社員の皆さんに思われる会社にしていきたいと思います。