【みんなでやる】"Vibe Coding"から"自力コーディング"まで。みんなでやってみたチームビルディング

この記事はInsight Edge Advent Calendar 2025の13日目の記事です!

自社初のアドベントカレンダーもいよいよ中間地点ということで、後半戦もどんな記事が出てくるのか楽しみにしています!

はじめに

こんにちは!エンジニアリングマネージャーの筒井です。 Insight Edgeにはアジャイル開発チームの中に2つのサブチームがあり、その1つでチームリーダーをしています。

サブチームではコミュニケーションや知見共有などを目的として、週次の定例会を設けていますが、特にエンジニアはリモートワークの利用率が高いこともあり、月に1回を目安にこの定例会を対面で実施することにしました。

チーム発足から1年が経ち、ある程度運営も安定してきた今年度。せっかく月に1回集まるなら意義のある時間にしたいなぁという思惑もあり、対面開催時の企画・運営を2人1組でチームメンバーに実施してもらうことを提案しました。

負荷にならないよう「普段の定例会を対面でやるだけでもOK!」とハードルを下げたつもりなのですが、蓋を開けてみれば毎回、Insight EdgeのValueである 「みんなでやる」「やってみる」 を体現する企画を皆が考えてくれました。

今回は、そんなエンジニアたちの遊び心と主体性が詰まったチームイベントの数々を、アドベントカレンダーの枠を借りて紹介したいと思います。

Vibe Coding会

記念すべき最初の対面イベント企画はVibe Coding会でした。

時代の潮流に合わせたぴったりの企画で、今思うとこの企画がこの後の流れを決めたかもしれません。

2人目に踊る人が大事なんですよね。本当にありがたい。

ルールは以下のようなもので、とにかくAIに指示を出すだけでものづくりをしてねというものです。

  • 禁止事項:プログラミング言語を使った手動コーディング(コマンド実行やインフラ構築はOK)
  • 利用モデル・ツール:自由
  • 作業時間:1時間
  • チーム人数:2-3人。分業or集中開発は自由

自分のチームで作ったSlack風恋愛シミュレーションゲームのタイトルがAIにより「恋愛商事」になったのがツボで終始ニヤニヤしていたのですが、他のチームでも

  • ラーメン店検索アプリ
  • リモートワーク集中サポーター
  • 3Dモデルと会話するアプリ
  • 人狼ゲームプラットフォーム

など、たった1時間でバラエティ豊かなプロトタイプが作られており。とても面白かったです。

「AIにどう指示すれば意図通り動くか」というプロンプトエンジニアリングの実践知も共有でき、開催後には他チームからも「うちでもやりたい!」と声がかかるほどでした。

当日の写真とSlackへの開催報告

NASAゲーム

続いて開催されたのが、コンセンサスゲームとして知られているNASAゲームです。

私はこういうものがあること自体全然知らなかったのですが、よく見つけてきてくれるなぁと感心します。 Vibe Coding会が技術の話だったのに対して、この回はソフトスキルを学ぶイベントとなりました。

NASAゲームの設定は「月面に不時着した際、手元のアイテム(酸素ボンベ、水、星座表など)にどう優先順位をつけるか」です。 重要なのはその結果や模範解答との近さではなく「チームで合意形成をするためのプロセス」だということでした。

2チームに分かれ、宇宙という誰も知見を持たないテーマの中、お互いの意見を擦り合わせてチームとしての意見をまとめていくプロセスを体験しました。

私のチームでも「助けを待つのか」「基地へ向かうのか」というそもそもの戦略から意見が割れていましたが、振り返りのパートで「前提(目的や価値観)を揃えることが合意形成に重要である」ということを学び、悪くない着眼点で会話ができていたなと感じました。

この回の少し前に新規参画したメンバーもおり、コミュニケーション促進の観点からもちょうど良いタイミングで開催をしてくれたなぁと思います。

アーキテクチャ大喜利

アーキテクチャ大喜利は、別のチームが以前実施していたものを輸入する形で企画されました。与えられた要件に対して時間内にポイントを押さえたシステム設計をしよう、というイベントです。

(アドベントカレンダー11日目の記事 エンジニアの交流促進に最適!アーキテクチャ大喜利のすすめ - チームビルディング事例 で詳細が紹介されていますので、ぜひこちらもご覧ください!)

短い時間で設計を検討し切るのは難しい部分もあったと思いますが、皆集中して取り組み、非同期処理やキャッシュ活用など、各チームから「なるほど」と思わせる設計上のポイントが共有され、お互いに知見の共有や良い刺激になったなと思います。 4つのチームのシステム基盤がAWS、Google Cloud、Azureに分かれていたことにInsight Edgeらしさを感じました。

なお、私自身は頭の中に「こういうシステム構成にすれば良さそうだな」というのは浮かぶものの、それを言語化・可視化するのに手間取ってしまい、最近マネジメント業務が多く設計等を考える機会が少なかったな...と改めて気付かされました。

自力コーディング会

昨今のAIコーディングブームへのアンチテーゼとして開催されたのが、自力コーディング会です。

配布された開催要項の冒頭には

「たまには自分でコードを書いてみよう」

との煽り文句があり、社内のAIコーディング浸透率の高さが伺えます。

内容はAtCoderから選出された数問を、制限時間内に自力で解くというもの。 問題文を読み込むというのが何だか学生の頃に戻ったような気分で、久しぶりにAI補完すらないエディタに向かうと、脳の普段使っていない部分が熱くなるのを感じました。

最後の共有タイムでは、単に問題が解けたということだけでなく、「こんな工夫をして計算量が減らせる」「こんな標準ライブラリがある」など、さまざまな知見も得ることができました。

どちらかというとおじさん達が「こんなワンライナーで書けるぜ」的なところで喜んでいたかもしれません(私です)。

AI画像生成大会

直近で開催されたのが、画像生成AIを活用した「可愛い猫ちゃん画像コンテスト」です。

目的は、AIを用いた画像生成の体験と、プロンプトによる細かい出力のコントロールの難しさを体感すること。

企画メンバーが審査員となり、その独断と偏見によって採点が行われるのですが、

  • かわいさ
  • お題の正確性
  • ユニーク性

と採点項目が分かれていることに加え、審査員ごとの好みも

  • 三毛猫ブーム。毛がフサフサで丸いフォルムが好き
  • リアル猫派。顔の可愛さと面白さ、生成の凄さ

などが共有されており、その中でどうポイントを取りに行くのかというゲーム性が作り込まれていました。

お題画像が4枚あったので、ルールに従って高得点を狙いつつも、隙あらば「ひと笑い」入れようとする攻めの姿勢を皆から感じました。

プロジェクトの数としては少ないものの、画像生成AIを活用する案件がちょうど始まるタイミングでもあり、実務的な観点からも良い知見が得られたイベントでした。

Slackへの開催報告

おわりに

以上、今年度メンバーが企画、開催してくれた対面イベントについて紹介しました。

今年度はアジャイル開発チームとして「自分の殻を破ろう」ということをテーマとして掲げていますが、これらのイベント企画のように直接自分の参画プロジェクトに関係が無い活動についても、組織やチーム全体のことを考えて取り組むことができるというのは本当に素晴らしいと感じます。

回数を重ねていくとアイディア出しが難しくなってくるはずなので、引き続きハードルは低く保ちたいと思いつつ、今後もメンバーの主体的、積極的な取り組みに期待と感謝をしながら、みんなでInsight Edgeを盛り上げていきたいと思います!